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スイスの実業家、エミール・ゲオルク・ビュールレ（1890-1956）は、生涯を通じて絵画収集に情熱を注いだコレクターとして知られています。
彼のコレクションは主に17世紀オランダ派から20世紀の近代絵画にいたる作品、なかでも印象派・ポスト印象派のコレクションは傑作中の傑作が揃います。
ドラクロワ、ゴッホ、セザンヌなど、近代美術の精華といえる作品約60点のうち、半数が日本初公開。
絵画史上最も有名な少女像ともいわれる、ルノワールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢（可愛いイレーヌ）』や、今回初めてスイス国外で展示されることとなったモネ晩年の大作『睡蓮の池、緑の反映』など、豪華なコレクションをご堪能ください！
2008年に起こった絵画盗難事件をきっかけに一般公開は限定され、2020年にビュールレ・コレクションすべての作品がチューリヒ美術館に移管されることとなりました。今回の特別展は、コレクションの全体像を紹介する最後の機会となります。